中学受験と高校受験の偏差値

1都4県の中学受験率は概ね15%ぐらい。それに対して高校受験率は全国で97%ぐらいになります。

したがって母集団が違うので、偏差値で比べることはできません。中学受験の中央値である偏差値50が、概ね高校受験では65前後になっているようです。

これは学校によっても多少違いが出ます。例えば私立中高一貫校で高校を募集する学校は必然的にあまり定員枠が残っていない。したがって高校では難しくなる傾向にあるので、その分がだいたい3~5ポイントぐらいあるでしょう。したがって中学受験の偏差値50は高校受験の62~65ぐらいに相当すると考えて問題はなかろうと思います。

なので、中学受験で偏差値50未満になったとしてもその学校のレベルが低いか?と言えばそうではないのです。

安全校を考えるにあたって、どうしても下げにくくなるのはこの偏差値に影響されているところが大きい部分があります。しかし、学校は偏差値だけでは測れないいろいろな魅力がある。

また将来にわたって同じところにいるとは限らない。上位の学校でも落ちることがあり、上がっていく学校も当然あるわけで、その辺の勢いも考えておけば、まだまだお子さんに合う学校が見つかるでしょう。

塾の先生との面談が続いている時期だと思いますが、やはり学校はデータだけでなく、実際に見に行って説明を聞いてこられると良いでしょう。

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