立体に関する問題

すべての辺の長さが6cmである三角すいABCDにおいて、辺AC、ADをそれぞれ3等分する点のうち点C、Dに近い方をそれぞれ点P、Qとします。
また点Rは辺AB、BC上を動く点とします。ただし、点Rは点Aと点Cには重なりません。
3つの点P、Q、Rを通る平面で三角すいABCDを切ったときにできる2つの立体のうち、点Aを含む立体を、点Cを含む立体をとします。

(1) 点Rが辺ABのちょうどど真ん中にあるとき、の体積の比を最も簡単な整数の比で答えなさい。

(2)点Rが辺BCを3等分する点のうち点Cに近い方にあるとき、の体積の比を最も簡単な整数の比で答えなさい。


(1)
の方は三角すいの

\frac{1}{2}×\frac{2}{3}×\frac{2}{3}\frac{2}{9}

になるので、

は1-\frac{2}{9}\frac{7}{9}ですから答えは2:7になります。

【答え】2:7

(2)PQRを通る平面とBDの交点をSとするとPQとCDは平行になり、RSとCDも平行になります。

したがって底面は以下のようになり、底面RTUSの部分は三角柱、底面CRTとUSDでひとつの正四面体になります。

正四面体の部分は全体の\frac{1}{3}×\frac{1}{3}×\frac{1}{3}\frac{1}{27}

三角柱の部分は底面を三角すいの断面PRTとすると高さ2cmのすい体が\frac{1}{27}なので、高さ4cmの柱体は\frac{1}{27}×2×3=\frac{6}{27}になります。

したがって\frac{1}{27}\frac{6}{27}\frac{7}{27}


1-\frac{7}{27}\frac{20}{27}

=20:7

【答え】20:7

「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)

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