2014年渋谷幕張の問題です。
表は7種類の水溶液の液性(酸性・アルカリ性・中性)と、水溶液に溶けている物質の室温での状態(固体・液体・気体)についてまとめたものです。
(1)①~⑤に適する語句を答えなさい。
7個のビーカーA、B、C、D、E、F、Gに、表の水溶液のいずれかが一つずつ入っています。
てつお君は、ビーカーA~Gの水溶液を見た目で区別できなかったので、それぞれの水溶液を少しずつ取り、次の1~5の実験を行いました。
実験1 ビーカーA~Gの水溶液をスライドガラスに少量ずつのせ、アルコールランプで熱したところ、B、C、E、Gの水溶液では白い固体が残った。他の水溶液では何も残らなかった。
実験2 それぞれの水溶液に青色リトマス紙をひたしたら、A、D、Eの水溶液ではリトマス紙が赤くなった。他の水溶液では色が変わらなかった。
実験3 Gの水溶液を他の水溶液に加えたところ、AとEの水溶液は白くにごった。
実験4 それぞれの水溶液にアルミニウムはくを入れたら、BとDの水溶液ではアルミニウムはくがとけて、気体が発生した。
実験5 それぞれの水溶液に赤色リトマス紙をひたしたら、B、F、Gの水溶液ではリトマス紙が青くなった。他の水溶液では色が変わらなかった。
(2)A、D、Gの水溶液は、‘それぞれ何ですか。名称を答えなさい。同じものを2回以上答えてはいけません。うすい水溶液の場合は、「うすい」をつけずに答えなさい。
(3)Bの水溶液が何であるかを決定できる実験の組み合わせを、次の中から2つ選び、記号で答えなさい。
(ア)実験1と実験4
(イ)実験2と実験3
(ウ)実験2と実験4
(エ)実験2と実験5
(オ)実験3と実験5
(4)よく観察すると、見ただけで水溶液の種類がわかる場合があります。たとえば、ビーカーに入っている石灰水には、見た目の上で、他の水溶液にはない特徴があります。どのような特徴か、簡単に説明しなさい。
(解説と解答)
(1) 食塩水は中性、アンモニア水はアルカリ性、炭酸水は酸性。塩酸は塩化水素が溶けているので溶質は気体。水酸化ナトリウム水溶液は溶質が固体。
【答え】① 中 ② アルカリ ③ 酸 ④ 気体 ⑤ 固体
(2)実験1 BCEGの溶質が固体。
実験2 ADEが酸性
実験3 Gを入れたら白く濁ったものがAとE。炭酸水と石灰水をまぜると白く濁る。AとEはどちらも酸性なので、Gは石灰水。AとEのどちらかが炭酸水だが、Aは溶質が固体ではないのでAが炭酸水。
実験4 BとDでアルミはくが解けたので、BとDが水酸化ナトリウム水溶液と塩酸。Dが酸性だから塩酸でBが水酸化ナトリウム水溶液。
実験5 B、F、Gがアルカリ性。
以上からAが炭酸水 Bが水酸化ナトリウム水溶液 Gは石灰水。
【答え】 A 炭酸水 D 塩酸 G 石灰水
Bは実験4から水酸化ナトリウムか塩酸で特定できます。
問題は残りの条件で、1つは溶質、もうひとつはアルカリ性で決められるので
アとウになります。
【答え】 ア ウ
(4) 空気中の二酸化炭素にふれて半透明のまくができるので、石灰水とわかります。
【答え】液面にうすい半透明のまくができる。
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