-
入試が近づいてくるとスランプに陥ってしまう人がいます。今までできたことができないとか、過去問を解いていてもなかなか、合格点に達しなくなってしまう。成績が下がってきたり。あわててしまっている人もいるかもしれません。
-
しかし、まず学力というのは早々なくなるのものではありません。今まで勉強してきたことが残っていないということもまずない。なのにどうして、できなくなるのでしょうか?それはみなさんが本当に試験の結果を心配し始めたからなのです。今までは入試といってもまだまだ先の話でした。しかし、もうそこまできているので、本当に合格できるだろうか?と心配になっているのです。
-
心配になると、集中できなくなります。また、問題を解いていても、これまで自信をもって解けた問題が、「もしかすると違うかもしれない」という疑念が頭をよぎり、迷ってしまうのですね。そうなるとどんな問題をやっていても「違うのでは?」という気持ちになって問題に集中できなくなるのです。だから成績が下がるのです。
-
しかし、学力は消えていません。みなさんのこれまでの勉強もしっかり残っているのです。ただ、力が出せなくなっている状態なのですね。こういうときに間違った対処をしてしまうと、さらに事態を悪化させます。それはたとえば割合がわからなくなったかもしれないと感じて、5年生の勉強に戻ってしまうこと。ただでさえ時間がないのに、そんなことをしていたら、もっと不安が強くなってしまうでしょう。
-
では、次回はその解決方法をお教えしましょう。