第5回 いっしょにいる機会が少ないから

いっしょに勉強してあげてください。

確かに週末、お父さんもお母さんも疲れているから、休みたい。でも、子どもたちにとって、お父さん、お母さんと勉強することは決していやなことではないのです。

ただし、怒られるのは「ぜったいにゴメン!」なだけです。

だから、親の方の心構えを決めておかないといけない。

「できるようにする」ということも大事ですが、「子どもといっしょに勉強する時間を楽しむ」という気持ちが必要でしょう。

私の家内と息子の国語の勉強のシーン。

「え、(あ)でしょ。」(と息子。)
「えー、違うわよ。(う)よ。}(と家内。)
「じゃ、答えを見てみよう。あら、(え)よ。なぜかしら。」

ふたりで考える。でも、それでよかったと私は思います。その時間は、息子にとっても、家内にとっても、そのときだけの大事な時間だったからです。

お子さんといっしょに勉強してみませんか。教えるのではありません。いっしょに勉強するのです。お母さんの方が早く解けていいのです。
「え、まだわかんない? ちょとはママを尊敬した?」
そんな感じ、いいなあと思うのですが。

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