第87回 記述は、模範解答を書き直し、添削を受ける。

    国語や社会など、最近は自分の文章で解答する記述式の問題が増えてきました。
    記述だけの出題というところもあって、記述対策は非常に大事なのですが、問題は自分の答えをどう直すか。
    まず、書いてみる。答え合わせをする。しかし、ここで、いったい何があっていて、何があっていないのか、吟味することがむずかしい。
    一番いいのは指導する先生の添削を受けること。過去問などの答えは見てもらったほうがいいでしょう。
    しかし、そういう機会がなかなかとれない場合、模範解答を写して勉強を終えてしまうケースが多い。これはあまり良い勉強法ではありません。
    なぜか。
    解答は、大人が書いたものであり、ことばが難しかったりする。だから、解答を自分なりにもう一度書き直してみることが本来は必要です。こういう意味なんだろうなと書き直してみることで、理解が深まる、何を書かなければいけなかったのか、明確になります。
    本当はそれも見てもらうのがいいが、なかなかそこまでやってくれる塾はないでしょう。ただ、解答を写すだけではだめ、もう一度自分なりに書き直す、この練習は絶対してほしいと思います。
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