第91回 併願校の過去問(2)

    3回目の合不合が終わりました。次はもう12月なので、一応、この3回である程度受験校は絞って、残りの時間をかけて対策をしていくということになるでしょう。
    しかし、昨日はいい天気でしたね。
    私の教室は昨日も午後から8時過ぎまで授業がありましたらか、子どもたちは合不合からほぼ12時間ちかく、勉強しているわけで・・・。たまたま昨日は慶應湘南の文化祭だったこともあり、午後は休みでもよかったかなあと、ふと思いました。でも毎日曜日、朝から晩までずーっと授業をしているところもあるようで。子どもたちも大変です。
    さて、合不合3回の結果の見方については、また結果が公表されたところで、お話しましょう。先日、併願校の過去問のやり方についてお話をしました。今日は補足です。
    基本的に、受験する学校は以下のように分類することができるでしょう。
    (1)第一志望校
    (2)第二志望校
    (3)滑り止め
    (4)お試し受験
    まず(4)のお試し受験は模擬試験みたいなものだから、あまり対策をする必要はありません。またここで落ちてはいけない。いく可能性もないのに渋谷幕張なんて学校を受験してはいけないのです。落ちて気落ちするのは、まったく意味がない。ここは当然、気分良く行かないといけないので、まず合格する学校を選びましょう。だから対策はなし。
    続いて滑り止め。
    ここも本来は、絶対合格する学校でなければなりません。だから滑り止めなんですから。だから学校別対策はなし、といいたいところなんですが、相性だけは見ておきましょう。偏差値では楽勝、と思っていても、学校別傾向が違っていると、そうならないことがあります。例えば、記述が出る学校。合不合もそれほど記述が多いわけではないので、相性を見難い。だから1年か、2年分やってみて、相性を見ておきましょう。特に問題がなければいいが、合格点に届かない、ということになると、目的と合致しません。だから、早急に見直す必要がある。これをあわてて1月にやってはいけない。今のうちに、相性を見ておきましょう。
    第一志望の過去問については、これまで、ずいぶんやってこられた方が多いと思います。もう10年前までやる必要はないが、算数や理科については、やり直して自信を深めましょう。
    さて問題は第二志望、第三志望。つまり、併願校で、滑り止めにはならないランク。
    これは昨日お話しました。

併願校の過去問

    ただし、第一志望が十分にやってあるという前提があります。第一志望がまだ十分でなければ、早急に、過去問をやりこんでください。
    この時期、
    (1)過去問 (2)暗記 (3)授業の復習
    が優先順位。
    時間は限られますが、勉強をやるときはあせらず、ていねいに勉強していってください。
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