全部書き出しちゃえ!

場合の数や規則性の問題を出しているとき、
わき目も振らず、書き出し始める子がいます。

規則がわかれば、確かに書き出していけば
正答にたどりつけます。

こういう子は、最初はおもしろ半分で始める
のですが、途中からは意地が出てくるようで
す。

ここまでやったのなら、最後までやってやる、
そういう気持ちを持っている子は、なかなか
根性があって、いいですね。

しかし、書き出す子にも冷静なタイプという
のがいて、いくつかやっていくうちに、
どうも「ピン」とくるらしいのです。

「そうか、こうやればできるかも」

途中で書き出すのをやめて、自分が思いついた
解き方に集中します。

こういうタイプは明らかにできるようになります。

だめなのは
「わかりませーん」
「できませーん」
といってるだけの子。

「書き出してみれば?」
と言っても、
「だって、大変じゃない?」

その通り。

大変だから、解き方を考えないといけない
のです。

でも、何もしないのでは、何も進まない。

「全部、書き出しちゃえ!」
くらい、いってくれなきゃ! ねえ。

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