塾の教材としては、プリントを中心にする塾とテキストを中心にするところがあるでしょう。
プリントを中心にする塾は、以下のメリットがあると考えています。
まず予習ができない。
できないのはデメリットと思われるかもしれませんが、集合授業ではやはり全員、スタートラインが同じ方がやりやすい。
「え、それ知っている」
「お父さんに習った」
ではやりにくくて仕方がない。だからプリントにこだわります。
もうひとつのメリットは改編が容易だということ。
別に発表せずとも、新しい問題に差し替えられる。この結果として最近の入試問題を教材に取り込むことができます。
じゃ、デメッリットは?
間違いなく、整理がしにくい。バラバラになりやすく、またあとで復習するのが大変でしょう。
先日、iPadで塾の教材を整理するという記事を書きましたが、何かうまい手を考えたくなります。
逆にテキストは
予習はできるが、改編は難しく新しい問題を取り入れにくい。また整理は簡単、ということになるでしょうか。
ただ、いろいろな塾に伺う度にテキストを見せてもらうのですが、
「わ、古い」
と思わず思ってしまう問題が入っていたりするときがあります。
いったんテキストを作ってしまうと、印刷コストを下げるために結構大量に作ります。だから在庫が残る。
「もったいないから、今年も改編は見送ろう」
ということになると、これは本末転倒でしょう。
私が、今のところやはりプリント中心に軍配をあげるのは、そういう理由からです。
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