偏差値表のわな

この時期多くの方が学校選びの参考として偏差値表を利用されると思います。

横軸に日程、縦軸に偏差値を配した表ですが、どうしてもこの表を見ると偏差値が高い学校が良い学校に見えてくるのではないでしょうか。

確かに入りにくい順という面はあるかもしれませんが、しかしその学校が子供に合うかどうかの指標にはなりません。志望する学校が、受験校なのか、付属校なのか、スクールカラーが管理型なのか放任型なのか、いろいろな特徴があるわけで、したがって偏差値が低くても良い学校があり、偏差値が高くても子供にあまり合わない学校があるでしょう。

また滑り止めを考える上でもこれにとらわれていると
「そんなに低い学校は受けたくない」
という話になってしまうかもしれません。滑り止めはとめるために受けるのであって第一志望や第二志望と比べてはいけないというお話をしましたが、どうしても同じ比較になってしまいがちで、その基準がこの偏差値表であることはよくあることなのです。

子どもの可能性を伸ばす場所としては、学校にはいろいろな要素があります。大学受験の結果だけでなく、学校の環境や指導の考え方、校風などをしっかり考えて選んであげてほしいと思います。

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