第2回 基礎学力

先日、新入会の3年生のお子さんの様子を見ておりました。

最初にまず、計算テスト。
本人は2桁×2桁のかけ算はできる、3桁の足し算、引き算も大丈夫だというので合計10題ぐらいをやってもらいました。

自信があると言っていましたから、その通りできました。
この子はきっと今後伸びていくだろうと思います。実際に教えてみても理解は早いし、よくできました。

なぜ、そう思うのか、基礎学力ができているからです。算数で言えば計算、国語でいえば漢字や読み、などが基礎学力を構成する要素です。これをしっかりできるようにしておきさえすれば、妙な能力開発プログラムをやらなくても子どもの学力はあがっていきます。

ただ、計算問題は確かに子供たちにとって退屈であることが多いもの。一方でこういう基礎学力は反復練習の中ででてくるものです。前からお話しているように、学校での反復練習は明らかに減少しています。したがってそれを確実に家で練習しなければならないのです。

だから毎日の計画が必要になります。

簡単なドリルや最近はやりの百マス計算でもいいでしょう。1時間、確実に毎日練習すれば基礎学力がきちんとできていきます。この力が培われると、実は算数ができるようになるのです。

あとから計算力をつけるのはなかなか大変なこと。毎日課題を作り、お母さんが帰ってきたところでチェックする、○付けをするということをやってあげるといいでしょう。リズムが習慣になれば、力は確実についていきます。

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