夏休みの勉強が続いていますが、子どもたちの勉強を見ていてやはりポイントがずれているなあ、と思うときがあります。
本来、今の課題、というものがあって、それを克服するために具体的な勉強方法を決め、それを実行して課題を克服し、次の課題へと向かう、というようなステップを踏んでいくべきだと思うのですが、実際に子どもたちが課題を克服しているようにはあまり見えない。
算数は何が不得意か?と聞かれて、「図形と速さと場合の数」と答えられる子は少なくありません。つまり本人としては「これが課題だ」とわかっているわけです。では、それを克服するために何をやっているのかと尋ねてみると、特に明確な返事は帰ってこないのが普通でしょう。
だって、塾で決まっていることをやっているから、それをやることに追われて具体的に何をすべきか、という意識はあまりないからです。最近の受験スタイルで一番、不合理だなと思うのはこの点です。確かに塾のカリキュラムは、これまでの入試を踏まえて良く研究されていると思います。練習する問題も頻出する順を心得て、大事なことに的を絞っているとも思うのです。ただ、子どもたちの課題はそれぞれに違うのに、それに手が届いてはいない。できることをまたやっていたりするのが、不合理なのです。
塾は塾で進んでいいが、それ以外に自分の勉強スタイルというものは作って行った方が良いでしょう。今の課題は何なのか。例えば算数で克服しなければいけないテーマは何か。まずそれを考えてみてください。そして、次にどういう勉強をするべきなのかも相談して、実行すべきです。
塾の宿題も大事だけれど、そういう自分の勉強ができなくなるくらい塾の課題に追われるのは、ちょっとおかしい、と思った方が良い。実は、実績の良い塾はあまり宿題を出さないところが多い。それは家庭が考えているから、塾から課題を出してしまうと、かえって負担が多くなる、と思っているからです。これは確かにそれを考えない家庭にとっては負担になることではあるので、決めてくれた方が良いと思われがちなのですが、やはりそれぞれ子どもが抱えている課題は違うので、家庭が考えていった方が良いことの方が多いのです。
夏休みの前半がそろそろ終わりますが、今の課題が解決できているか、ぜひ考えてみてください。その上で、不充分と思えば、お盆休み以降の勉強スタイルは考えるべきでしょう。多少、塾を休んでも、自分のやりたい勉強をやる、ということはあっても良いことだと思います。
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
自分から勉強しない子
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