■先日、鴎友学園に行ってきました。e-duce.netの学校説明会ビデオの撮影のために行ったのですが、(現在編集作業が進んでいます。)校地の横に園芸場があって、中学1年生と高校1年生が植物を育てています。日に焼けたり、虫が出てきたり、子どもたちは結構いやがるのかと思いきや、楽しんでいるのだそうです。
■植物だけでなく、動物を育てることもやっていて、名前は忘れてしまいましたが、小さなねずみが何匹か飼われていました。ちゃんと名前もついていましたから、みんなでかわいがっているのでしょう。「女の子は生命を育む性を持っているので、命を育てるということの大切さをしっかり身につけてほしい」という願いがあるからだそうです。
■最近の学力低下論議の中で、私立の中高が黙々と受験勉強をさせているイメージが広がっているのかもしれませんが、学校によっては子どもの可能性を伸ばすためにさまざまな試みをしています。それが特別な授業の場合もあれば、留学やクラブ活動でもあるだろうし、そこが私立の創立の指針や指導方針によって決まってくるわけです。
■こういう小さなことから、スクールカラーは生まれてきます。東大に何人合格しても、スクールカラーは生まれません。学校で指導する先生がいて、生徒たちがいて、学校を作ってきた人たちの想いがあって、それでスクールカラーは少しずつ熟成してくるのです。
■そういうスクールカラーはなかなか学校案内からは感じられません。やはり説明会で校長先生からお話を聞いたり、運動会や文化祭を見たり、あるいはオープンキャンパスに出かけてみたりという中から実感できるものではないでしょうか。
■説明会ビデオはなるべく学校のことばを直接お伝えできるように作っていこうと思っています。今年何校の取材ができるかわかりませんが、ひとつひとつ大事に撮っていきたいと思っています。
(平成17年5月28日)