昨日、復習回に入ったのを機に、6年生の個別の生徒に過去問をさせてみました。
これまでカリキュラムの学習は通常授業のペースにあわず、違うカリキュラムで勉強してきたものの、本人のやる気はあまり感じられず、決して順調な勉強ではなかったのです。
ところが先日、第一志望の学校のオープンキャンパスで理科部を見てからだいぶ話が変わってきました。本来、生き物が好きな子なので、そこに並べられた昆虫標本に感激。「絶対入りたい」と思い始めたようです。
いつもはだらだらやる勉強が一変。まずは国語と思ったのですが、すべての問題に解答。記述など書く気も感じられなかったのが、書く、書く。
算数も「無理かなあ」と思ったものの、最初としてはなかなかのできでした。
思うに、これまでやはり彼の力を引き出せていなかったのです。しかし理科部の昆虫標本が突然、彼をやる気にさせた。やる気になれば勉強はできるようになる、これはその通りだと私は思います。
その意味で過去問の勉強はやはり有意義なのです。夏休み、子供たちのやる気を引き出す意味でも過去問の勉強を取り入れてください。