過去問をやれば、すべてできるということはまずありえないので、当然、答えあわせをして解答・解説を読むという作業が必要になります。
この作業は、実は非常に力をつけていく過程でもあるのです。昨日も、解答を読んでわからないという質問が子どもたちから出ました。
ひとつひとつ説明をしていくと、
「ああ、そういう意味ね。」
「あ、そういうことか。」
実は問題文を良く理解していなかった、勘違いをしていたということもこの時点で明らかになってくるわけで、しっかり解答を読み込むという作業は確実に子どもたちの力をつけます。
今の段階では「できない」から過去問をやる意味はないという考え方は、この過程の効果を考えていないのです。そしてまたこの過程で自分で勉強する姿勢も身についていくのですから、重要な過程だと私は思っています。
お盆休みに向け子どもたちは自分で勉強できる体制がだいぶ身についてきました。この1週間で大分力をつけてきた子どもたちもいます。もちろん「合格したい」という気持ちがあって、「努力を継続しよう」という気持ちをしっかり持っての話ですが。