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3・4年生のとき、一番困るのは国語の読解問題の対処です。
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中学入試で出題される文章は、ほぼ中学生レベルといってよく、3・4年生で読みきれるものではありません。しかし、3・4年生向けに説明文や論説文を書く人はほとんどいないので、学齢にあった教材を見つけることが難しいのです。
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本来はこの段階でもなるべく長い文章を読んでほしいのですが、教材に採録されている文章は著作権の関係もあり、短かったり、古かったり、と多少問題があります。
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ですから、通信講座などを使うのが確かに便利なのですが、科目別に申し込める通信講座というのは今のところ、見当たらず苦しいところです。
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ので、まずは読解に関しては子どもの好きな本を読むというところから始めましょう。
参考「子どもが本を読むようになるには」
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もちろん、予習シリーズの文章読解の問題をやっていただくのはかまいません。ただ、そんなに時間はかからないでしょう。ですから、文章を読むということが「当たり前」になるようにしていかないと、子どもたちの文章読解力は上がらないのです。なるべく、図書館にでかけて子どもたちが毎週1冊から2冊の本を読み上げるように、工夫してみてください。
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ただ、漢字についてはいろいろな教材があります。私は学年の壁を越えてどんどん覚えてほしいと思います。おすすめは漢字検定。
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できることなら、お父さん、お母さんも挑戦してみたらいいと思うのです。
家族みんなで漢字検定を受けるというのは、共通の話題ができるし、子どもたちが勉強する習慣につながります。お父さんもお母さんも準備していると、ぜったいにまねしたくなる年頃ですから、いっしょに勉強すると思います。
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最近は私もそうですが、パソコンが漢字を書いてくれるので、いざ自分で書くとなるとえらく苦労することが多いのです。大人も大いに役立ちますから、家族そろって挑戦してみてはいかがでしょうか。
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こんなところから、子どもたちが自ら勉強する姿勢が身についてくれれば、大変すばらしいことだと思います。