理科や社会の記述問題は、最近、資料を読んだ上でいろいろな作業をさせるという過程を踏むことが多くなりました。
例えば資料を読み、グラフや表で整理して、その上で結論を導かせる、みたいな形式です。
これは「なぜ台風の進路は東に大きく曲がるのか」という理由を説明させるような記述式問題とはまた違います。このスタイルの問題を出題する学校ももちろんあるわけですが、今はそのさらに上をいっているところがあるわけです。
で、特にこの問題を解くにあたって細かい知識が必要ではない。必要な知識は資料や本文に書いてあるし、それを理解できればあとはそこから何を結論とするのかを考えていけばいいだけなのです。
ただ、これはある意味練習をしないといけないところがある。が、案外こういう問題を集めた問題集というのはあまり、ありません。そこで過去問が重要になるわけです。
この手の問題を出す学校というのは、最初から決まっている。
ある年から突然、こういう問題が出始める、ということはあまりない。今までも出していて、説明会でも「出す」と宣言をし、という具合ですから、事前にある程度わかるものなのです。
ので、過去問をしっかり勉強することが一番の対策になる。
できれば、塾の先生に採点してもらい、結論の書き方とか注意すべき点もならった方がよいでしょう。それをまとめた授業が学校別対策授業だから、これはやはり受講をした方が役に立つ。過去問だけではなく、塾がオリジナル問題を作ってくれているから、さらに細かな練習ができるでしょう。
ただ、それは夏休み以降に始めることが多いので、まずは今のうちに少しずつ過去問に手を付けて、記述式の傾向も見ておきましょう。何がでるかを知らなければ対策は始まらない。
記述が書けるまでには、多少時間がかかりますから、そろそろ始めた方がよいでしょう。
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