iPadが塾の教科書になる日がこないかなあ、と思っています。
先日発表されたiBooks Authorばかりではなく、これからこういうデジタルツールが出てきて、子どもたちの勉強の仕方がかわらないかなあと。
まず塾の荷物が軽くなる。全部テキストはこれだけで済む。ノートは別にとってもいいし、でも本当はiPadでノートも手書きでとれます。実際にアメリカの大学の授業風景でみるとパソコンやiPadを用意している学生が多い。これから下の学年にも増えてくるのではないかと思うのです。
例えばすでにiPadの中に暗記カードのシステムはあります。だから都道府県県庁所在地名とか、そういうツールを作ったり、歴史年号のカードを作ったり。塾が作ってくれて配布すれば、紙もいらないし。何回でも試せるし。
月の満ち欠けのところなんか、きっと動画にすれば、わかりやすくなると思うのです。月の位置がここで、太陽の位置がここだから、地球からみると三日月。黒板で一生懸命図を書いて教えていましたし、自分で図を描くことは大事だが、やはり視覚でみると印象が違うだろうな。とか。
地図だってデジタルでしょう。これも便利です。
例えば勝手に東海道線を下ることができる。熱海の次は?函南という駅なんだ、なんて。そう簡単でしょう。確かにお父さんが次の打ち合わせ先に行くのにも便利でしょうけど、子どもたちの勉強にも役立つと思うのです。
ただねえ、塾が一遍にやってくれないと、自炊だけでは難しいですよね。
みんながごそごそ紙のテキスト開いているときに、一人iPad開けないですから。でも子どもたちが塾に持っていく荷物は多いのです。アメリカの子どもたちの教科書も実に重い。だからそういう塾が生まれないかなあと。
受験勉強は実は、あまりイノベーションが持ち込まれていないのです。単語カードだって、もう何十年って感じでしょうし。でもデジタルツールは子どもたちが簡単に使い方を覚えてくれるし、そうなると一気に使い方の多様性が広がって、勉強の効率があがるのではないでしょうか。
もちろん、裏でこっそり電子書籍になった漫画は読めるし、ゲームはあるから、危険といえば危険なんですけど。
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