ゴールデンウィークが終わると、夏休みまでそれほど、イベントが多くないのが例年の中学受験です。
だから、空白の3か月と言われる部分があります。確かに、模擬試験も次は7月が多いし、となると、組み分けと授業の繰り返しになる。毎週、カリキュラムに追われているが、しかし、あまりできるように感じられない、とまあ、そういう印象をもたれる場合があるかもしれません。
しかし、この3か月(5,6,7月)でペースを作り、勉強することが日常化して、次の山である夏休みにスムースに入っていく必要があります。そこでまず、毎月、毎週の勉強を再確認しましょう。
手順として、まず毎月何をやるか、を決めます。これは月ごとに変えていく方が良い。1か月やってみて、こういう勉強が足りない、と感じたら次に加える。当然、勉強できる時間は変わりませんから、何かを削る必要があるかもしれない。
したがって教科ごとに書き出してみましょう。
このシートには5つの大項目があります。上から算数、国語、理科、社会とあてて、もうひとつ項目があまるように作られています。
各教科の勉強を書き出すのと、同時に受験に向けての課題をもうひとつ加えることができます。例えば、組み分けテストのための勉強として、これだけは特別やろう、とか。あるいは、何か特別な本を読もうとか。
それぞれ、やらなければいけないと思うものを書き出してください。書き出してみて、その次に優先順位を決めます。大項目に対して7つまで項目を書き出すことができますが、7つ以上書き出せる場合もあるかもしれません。そこで優先順位が出てくる。
7つ以上はなかなか難しい。だからまず7つに絞る。7つ未満でももちろんかまいませんが、7つを超えるのは無理です。
7つの中で□の横に欄がありますが、これが優先順位。A,B、Cとランクをつけてもいいし、順番を1、2,3とふっても良いでしょう。とにかく絶対に終わる、ものを具体的に決めていくことです。
これができあがったら、次は毎週の計画を作ります。
各曜日ごとに時間を決めて何を勉強するのか、学習内容決定シートをみながら振り当てていきましょう。朝、計算と漢字をやるのなら、一番上がそうなるかもしれない。あるいは塾で家での勉強は空欄になるかもしれませんが、それはそれでかまいません。
要は、振り当てて、できるか、できないかを検討する。
時間が足りないな、と思ったら工夫するしかありません。遊ぶ時間を減らすか、勉強の内容を絞るか。その辺を検討しましょう。
さてあとは、実行です。実行した記録を作っていきます。
週間計画を見て、今日の勉強を計画し、実際に記録します。確認欄がついているのは、お父さん、お母さんのチェック欄です。これを見ることで、お父さん、お母さんが仕事から帰ってきて、お子さんの勉強がどうだったかを、確認することができます。
この確認欄にハンコをついてあげて、その週のハンコの数で、何かご褒美を考えてもいいかもしれません。
うまくいかなければ、学習内容決定シートに戻り、もう一度考え直しましょう。この繰り返しの中からペースが生まれる。
そしてこのPLAN-DO-SEEの過程を夏休み、秋以降の勉強に役立てていくと、そのとき、そのときの課題を克服しやすくなっていきます。
空白の3か月にならないよう、しっかりペースを作っていきましょう。
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