中学受験の範囲

考えて見ると、中学受験の出題範囲は結構広いので、すべてを勉強するというのはなかなか大変です。

先日ある取材があって、
「小学校の勉強だけで中学というのは受けられないものですか?」
と尋ねられました。もちろん公立一貫校や私立の一部では可能かもしれませんが、一般的にはやはり中学受験専門の学習をしなければならないでしょう。

振り返ってみると例えば算数は中学校の指導要領の範囲のかなりの部分を先取りしていますし、理科、社会でも高校受験の範囲と重なる部分はたくさんあります。

子どもたちは2年あまりをかけてこれらの範囲を学習してくるわけですが、実際に6年生のこの時期になってカリキュラムがいったん終了した段階で、復習しなければならないことはかなりの量にのぼります。

それをこれから復習していくわけですが、なかなか全部に手が回らないのです。そこで、第一志望にあわせて学習する内容を絞っていくやり方をお勧めしています。

今回の一連の説明会は「学校の選び方」というテーマでした。受験校を選ぶのは、まだまだ先とお考えになっている方も多いと思うのですが、これだけの分量を復習するというのは、なかなか大変です。早めに志望校が決まれば方向性も早く決まるので、夏の戦略もたてやすい。だからお話してきたわけです。

本日の市川が最後で多くのお母様方に聞いていただきました。「早寝、早起き、朝ごはん」のキャンペーンの話まできいていただき、ありがとうございました。

次回は9月ごろまた新たなテーマでお話して歩こうと思っております。

またよろしくお願いします。

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