計画をたてるにあたって、重要なことはできれば問題レベルまでしっかり計画することです。
問題集のどのページを何問やるのか、ということまで決めていくことが大事なのです。というのも、復習と考えればテキストのこのページをやろうと決めがちですが、その中でもできる問題とそうでない問題があるので、上手に時間を使うことを考えれば、復習のためにできる問題をまたやるのはあまり意味がありません。
できない問題を、きちんと理解することが大事ですから、データを見てやる問題を決めていくことです。特に私は過去のテストの問題のやり直しは有効でしょう。できた問題とできなかった問題がはっきりしているわけですから、そのデータを利用すると便利でしょう。
なぜ問題レベルまで考えるかといえば、そこまで考えておかないと結局時間が足りなくなっていくからです。1問5分程度と考えて勉強時間を計画していくのと1ページ20分と考えて計画を作るのでは、当然ぶれは後者が大きいのです。
1時間のずれはやがて40日分では大きなずれになります。そうすると、「やりたいことが結局できなかった」ということになりかねません。
もうひとつ、大事なことは計画は何回も修正が必要だということです。例えばできないという問題が結構できるようになったら、もはや、そこに時間を割く必要はないでしょう。逆に講習で宿題が多かったために、予定していた勉強ができなくなる場合もあるかもしれません。
子どもたちが中学生や高校生ならば当然、そういうことを柔軟に対応できるでしょうが、小学生の場合個人で差があります。
「できない」「終わらない」といって計画を見直さない場合は多いのです。それで自信を失くしてしまっては元も子もないので、その辺のコーチングを保護者の方が担当してあげると良いでしょう。