社会の過去問をやるときの注意

6年生は、過去問が進んでいると思いますが、社会の過去問をやるときは、十分注意してください。

例えば時事問題。その年の時事問題としては当然と思われる出題も、例えば今から5年前の話になってしまうと、子どもたちはまだ小学生になったばかりですから、当然記憶があるわけがない。また、それを復習することによって、逆に今の時事問題と違ってきてしまうことがあるわけです。

「今の前の前の総理大臣」みたいな奇問はさておいても、データが混乱してしまわないように注意してください。

特に注意しなければいけないのが統計。

例えば県の面積などは変わりようがありませんが、収穫高や輸入量、輸出量などはその年の統計では正しいとしても、今正しいかどうかはわかりません。

なので歴史の問題は10年前の問題にさかのぼってもいいが、地理や現代社会の問題は5年前までが限界だと思います。

それよりは、今年の各校の入試問題を解いていく方が良いでしょう。

例えば地理の問題だけ、あるいは時事問題だけ、横断的にピックアップしてやっていくと、今年の入試の傾向もわかるし、どういうことが問題になりやすいのかもつかめるのではないでしょうか。

こういうときは、教科別になっている電話帳は便利ですので、勉強に役立ててください。

中学入学試験問題集 2013年度受験用 社会編―首都圏有名国立・私立中学校173校全問題収録

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