倍率速報を見て

四谷大塚入試情報センターが各校の出願数を速報しています。

四谷大塚入試情報センター

今年は各塾とも5万人を越える受験生を予測していますが、現在までのところ上位校の倍率は例年に比べてそれほど高くはなっていないようです。一方中堅校の出足は良く、事前にある程度調整された感じがします。

ということは、志望校を下げたにもかかわらず安全になっていない可能性が出てきました。

中学受験は例年高望み傾向が指摘されますが、どうしても下げるべきところを下げきれない受験生が多くなります。今年はそれがかなり調整されたにもかかわらず、多くの方がその選択をしたために、抑えが抑えにならないケースが考えられるようです。

一方1月に行われた入試を見てみると、出題が昨年に比べて難しくなっている学校が目に付きます。学校としては出願数を見て用意した問題の中から難しい問題を選んだようです。

しかし前から指摘しているように子供たちの学力がさほど上がっていないために難しい問題になると、大きな差が出にくい状況になります。つまり難しい問題は、誰もできない。そこそこ取れそうな問題のミスで差がついているだけという状況ですね。

となると今年は僅差の勝負になるでしょう。また番狂わせが比較的出やすい可能性があります。問題が難しくなれば、できる問題は限られます。やさしい問題でミスをすれば差を大きくつけられてしまう可能性が高いのです。

ミスの対策を最後まで怠らないように準備してください。

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