■勉強したり、塾で授業を受けているとき、ものすごく眠くなることってありませんか?大あくびして、「緊張感が足りない!」なんて怒られたことのある人もいるかもしれませんね。どうすればいいのでしょうか?
■みなさんは成長過程ですから、からだのあちこちが成長中です。したがって体が休みを必要としますから、ある程度の睡眠時間を確保しなければなりません。しかし、十分に睡眠が足りていない場合や、午前中からがんばって活動してくると、からだが疲労して睡眠を要求するようになります。夕方から6時くらいまでの間に眠くなるのは、基本的にはこのパターン。家にいる場合は、もう寝ちゃうことです。
■みなさんも経験があるかもしれませんが、5分から10分眠るとスッキリすることが多いのです。ですからベットには入らず、少し体を休めるような気持ちでゆったりと腰掛けてください。そして目覚ましをかけるか、起こしてもらうかしましょう。
■この段階でベットにはいってしまうと、そのままコンコンと眠ってしまうので気をつけてください。5分か10分、長くても15分。それ以上長く寝てはいけません。しかし、この10分間くらいの睡眠で、スッキリするのです。眠気がとれていることに気がつくでしょう。
■問題は塾。授業中に眠るわけにはいかないかもしれませんね。でも眠いと思ったら無理せず、しばらく休憩してください。いくら緊張していても、体が眠いといっているとそう簡単に眠気は消えません。少しでも休めば、眠気は消えてしまいます。私は授業中、眠そうな子がいると、時計を見て5分から10分間、その席で休憩してもらいます。居眠りをする子もいますが、ほっときます。そして10分たったら、「さあ、おきようか」と起こしています。そうすると、もう眠くなくなって授業に参加できていますね。他の人の迷惑にならない程度に休むのが眠気に対するコツかもしれません。だからといって、夜遅くまで起きて、日ごろの睡眠時間が不足しているのは、どうにもなりません。寝るべきときはちゃんと寝ることも大事なことです。
(平成17年6月27日)