■ 6年生ぐらいになると、もう自分でいろいろなことができると考えるようになります。また自分の嗜好というものが、だんだん出てくる。例えば女の子の場合で言えば、自分の着るものについて、やはりそれなりにこうしたい、ああしたいという希望があるでしょう。男の子はまだ、そうならないことが多いですが。
■ で、勉強についても同じようなことが起こる。つまり、自分で勝手にやる。しかし、そのやり方は親から見ていても非効率だし、全然力がつかないじゃないか、と思えるような場合もあるでしょう。
■ だから、こうしなさい、ああしなさい、と言うと、だいたいムクれる。「うるせえなあ」という露骨な態度をとるでしょう。でも、これが当たり前なのです。
■ つまり、自分はこうしたい、ということがあるわけで、それは成長した証しでもあるのです。ただ、親から見れば当然、まだまだ、ということはたーくさんあるわけですが、しかし、それでも本人はこうしたい、と思うのだから、私はそれをやらせてみればいいと思うのです。
■ で、成績が上がらない。ほらみたことか、という話をしたら、それはそれでまた反発するでしょう。ここで親の智慧が必要になるのです。例えば頑固な若手社員が、自分のやり方を変えずに失敗したとして、上司であるあなたはどうしますか?
■ 親は自分の子どもだから、そこをあまり考えない。ずけずけ言って済ませてしまう。しかし、それでは何も解決しないということが、家庭では良く繰り返されるのです。変えるのは子どものやり方ではない。親のやり方なのです。そこに親の智慧がいるわけです。
■ では具体的にどうするか。褒める手もあれば、具体的な行動計画をいっしょに作り直す。あるいはいっしょに勉強する。などなど、方法はいろいろあるでしょう。子どもに個性がある以上、方法はひとつではないし、場合、場合によってやり方は違います。だから、考えないといけない。子どもが本当に追い詰められているときに、さらにガンガン勉強させることが決してプラスにはならないわけです。だから塾の先生とも相談しながら、親が智慧を出してください。
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
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