過去問をやると、毎回の点数を記録する方は多いのですが、それだけで終わっている場合があるかもしれません。
良くお話するのは、正解率。これは特に算数で有効ですが、手を付けた問題に対して正解した問題の割合を記録しておく。もちろん、正解率が高い方が良いわけですが、最初のうちはミスや問題の読み違いがあってなかなか正解率は上がらないものです。
だから、それを記録しておく。勉強が進んでいくにつれて点数ばかりでなく、正解率が上昇してくると合格する可能性が一段と高くなります。
したがって、ミスの内容を記録しておくのも有効です。ミスをした、できなかった。なぜか? せめてはいけません。当然、叱ってはいけない。ただ、考えさせることは大事。なぜ、ミスをしたのかを考え、それを防ぐ手立てを考える。
問題の条件に下線を引こう、あるいは条件を数えて使ったらチェックしておこう、いろいろやり方はあるでしょうが、単に「やりなさい」といっても本人がその必要性を感じなければ「ただ言われただけ」になってしまいます。
しかし、本人が「これは何とかしたい」と思えば、いろいろ考えてノートに書いて、それを例えば模擬試験の前には見返して、「よし、今回はここを気を付けよう」みたいなことを考えられるようになります。
スポーツの選手は最近、自分で練習ノートをつけていることが多くなりました。指導者が自分で考えさせるために、ノートをつけさせている場合もありますが、プロの選手もやっているのでみんな見よう見まねで始めて、その効果に驚くようです。
先日もお話しましたが、なぜこの練習をやるのかを考えてやるのと、ただやらされるのでは、全然効果が違います。自分で考えれば、もっとこういうところに気を付けるとこの練習は効果がでるかもしれない、あるいはこういう指標を作って記録していけば励みになるかもしれない、など工夫ができてくるので、練習に対する姿勢も積極的になるそうです。
これを勉強に活かさない手はない。お盆休みから過去問に入る塾が多いと思いますが、ぜひメモを残して「同じミスはやらない」ようにしていきましょう。
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
お盆休みは体を休めることも忘れずに
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算数ができないと不利?
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夏休みの学習にお役立てください、
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