9月1日から日吉で湘南ゼミナールと慶應進学館という学校別特訓に特化した塾を始めることにしました。これまでお話してきたように、中学受験が過熱化する中で子どもたちのやらなければいけない勉強はどんどん増えてきています。本来は小学校で習った勉強ができればいいのですが、それでは差がつかない、だから中学入試は「小学生でもできる問題」という範囲で出題が続き、実際に中学2年くらいまでの勉強内容を勉強しなければならなくなりました。
しかし一方で子どもたちが十分に受験勉強ができるのは小学校5年、6年の2年間。この2年でそれこそ4年分くらいの分量を習得すること自体が過酷になってきています。
私はこれまで志望校を早めに決めて、志望校の傾向で応用の枝葉を伸ばすことが一番効率的であるとお話してきました。そしてそういう勉強スタイルを少人数のグループや個別指導で実践してきたわけですが、集団授業でも志望校がある程度そろっていれば同じ効果を上げることは可能です。学習指導会の学校別特訓はまさにその典型でした。
湘南ゼミナールと新しい中学受験のあり方を議論する中で、「健全な中学受験をどう実現するか」というテーマはこの学校別特訓をいかに効率よく組み立てていけるかにかかっていると思いました。そのひとつの結論が今回の慶應進学館です。当然この先にいろいろな学校に対する進学館を作っていくというのが構想です。
今回大倉山の生徒諸君の慶應志望が多かったこともきっかけとなって、9月1日から慶應進学館はスタートすることになりました。指導会当時の慶應特訓を慶應の地日吉で再スタートさせ、より効率の良い、受験スタイルを展開したいと思っています。
慶應進学館
http://www.keiosg.com