この1週間は塾もお盆休みに入るところが多いでしょう。
したがって子どもたちはここで自宅で勉強するというスケジュールに入るわけですが、最初からきちんと計画を立ててはじめてみたものの、実際にはなかなかスケジュールがはかどらないという面もあるでしょう。
またお父さん、お母さんが休みに入るので、いっしょに勉強するというご家庭も多いでしょう。ここでバトルが始まります。
「これ、さっきやったのと同じ問題じゃない」
「もっと、きれいな字を書かないとだめでしょう。」
「式はどこに書いたの?」
これが怒声とともに発言されると、ちょうど第一次反抗期から第二次反抗期に入りかけの子どもたちにとっては「むっ」とするのが一般的でしょう。
家庭で子どもの勉強をみるとき、決して親が子どもに甘えてはいけません。お父さん、お母さんに家庭教師の経験があれば、そのときを思い出してください。とにかく「結果を出す」ということが大事なのです。親も子どもも結果を出すにはどうすればいいか、その工夫をしていくことが必要です。子どもたちはまだ十分に精神的な成長をしているわけではありませんから、ともすると勉強する態度になっていない場合もあるかもしれません。しかし「できない」わけではないのです。「進んで勉強する」態度にするにはどうしたらいいか、それは子どもたちの自信を引き出してあげることにつきます。
「ここまでできるんだから、次はこうしてみよう」
「だいぶ覚えてきたよね」
子どもたちが前向きになることばをかけてあげてください。その上で注意は具体的にしていくことです。ただしかるのではなく、こうすれば何が良くなるのか、その結果をふくめて話をしてあげていくことです。約1週間の家庭学習はそのすごし方によって大分成果が変わってきます。お父さん、お母さんが子どもたちの可能性を引き出すチャンスですから、ぜひ言葉に気をつけてください。