第14回 地図の出題

が増えているのをご存知ですか?

いろいろな学校の入試問題を見ていると、最近国土地理院の地図を出題している学校が増えているのです。
今の小学生が実際に地図を見る機会はあまりないと思いますが、単なる知識だけでなく、それをいかに生かすかという視点で問題が作られています。

例えば甲府盆地、扇状地、果樹園(ぶどうやもも)というのは知識としてありますが、それが地図上どう見て取れるのか、扇状地とは地図上ではどこをさすのか、私はなかなかいい問題が多いなと思うのです。

ただ、実際に子どもたちが解いてみると、けっしてできているわけではない。あとで説明すると「なーんだ、甲府なの」ということにはなるのですが、試験では点数にならない場合が考えられます。

これは地図だけではなく、最近の入試問題は「知識は考えるためにある」という目標で作られているように思えます。グラフや資料が多用されるようになったのもそのためでしょう。

単にことばや知識を覚えるだけでなく、それをどう生かすか、そのためには問題演習が必要です。特に社会はデータが古くなっているために、過去問も3年前ぐらいまでしか利用できないケースがあります。なので、むしろここ2年ぐらいの各校の問題を解いていくことが良い対策になるでしょう。特に第一志望の問題と似た問題をピックアップしていくと効果があります。

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