田中貴.netも、始まって7年になり、今年はその見直しをしています。先日の頻出問題ノートもそのひとつだったのですが、ご相談で多いのは実は理科です。
しかし理科は実際に教えてみないとなかなか教えきれないという面があり、理科重要問題ノート以降これといった教材も作らず今日にいたっています。
一方でここ3年間ぐらい、インターネットでストリーミング教材を作っていて、これまでに250本近く制作してきたでしょうか。インターネットは便利なのですが、回線の問題もあり、うまく使っている方とそうでない方といらっしゃるようです。
そんなとき、あるお母さんから「先生、DVDはないんですか?」と尋ねられました。お恥ずかしい話しながら、動画教材を作っている一方で、DVDはあまり詳しくありません。ただ、きっと作るのは高いんだろうなあと思っていたのですが、調べていくうちにだんだんそうでもないことがわかってきました。
じゃあ、作ってみようということになり、懸案の理科について、子どもたちの大嫌いな(そういう子多くありません?)電気をやることにしました。
できたのは3本のDVDと90ページのオリジナルテキストです。
全部で3章に分かれていて
(1)豆電球の明るさ
(2)電気と磁力
(3)発熱量の計算
というテーマに絞られています。
ここ5年の入試問題から見て、モーターなどいくつかの分野はカットしました。その前に理解しなければいけないことがたくさんあり、この3つのテーマが最近の入試ではよく出題されています。
各章は基本事項の説明とサブノート、そして入試問題に挑戦の3つからなります。
内容は説明を長く聞いていても飽きるので、しっかり覚えていなければならないことだけに絞りました。
その理解を試すために、サブノートとして問題を加えてあります。これもDVDで解説しました。
またここ3年ぐらいの入試問題の中から重要な問題を選んでこれも解説しました。編集してみると、動画だからできることもたくさんあり、結構わかりやすくなっているのではないかと思います。
もちろんコストもあるので、プロ用のカメラで取っているわけではありませんが、映画を作っているわけではないので、ご家庭のテレビで十分見ていただけると思います。
目標は120分で一通りの勉強を終えるという企画だったのですが、全部の解説時間をたすと113分。うーん、ちょっときついかなあと思います。
事務局は「120分でわかる電気」を推薦してくれたのですが、「これでわかる電気」に落ち着いた次第です。
電気なんか問題も見たくない!と思っている子どもたちが、少しでもわかってくれればいいと思います。
扱っている問題は基本から始めて偏差60前後の入試問題までですが、あまり電気は得意でないという気持ちをもっている子を想定して作りましたので、お役立ていただければと思います。
http://www.tanakatakashi.net/knowhow/dvd/