速さに関する問題

2014年早稲田実業の問題です。


兄と妹は家からA町に行きます。妹は8時に家を出発し歩いてA町に向かい、兄は8時30分に家を出発し自転車でA町に向かいました。妹は途中のB地点で忘れ物に気づき、同じ道を引き返しました。
 家にいたお母さんは、二人の忘れ物に気づき、車で二人を追いかけました。お母さんは妹に出会ったあと妹を車に乗せ、兄を追いかけました。
 お母さんが家を出発してから6分後に兄に追いついたので、妹はそこで車から降り、歩いてA町に向かい、兄はそのまま自転車でA町に向かいました。
 歩く速さは時速5km、自転車の速さは時速15km、車の速さは時速45kmとし、車の乗り降りの時間は考えないものとします。

 次の各問いに答えなさい。
(1) お母さんが家を出発したのは何時何分ですか。
(2)妹は、家からB地点までの距経の\frac{1}{4}の距離を引き返したところでお母さんの車に出会いました。妹が忘れ物に気づいたのは何時何分ですか。
(3)妹が歩いた距離の合計と、兄が自転車で走った距離の比は20:23でした。家からA町までの距離を求めなさい。


(1)お母さんは家を出発して6分後に兄に追いついたので、それまでに移動した距離は45×0.1=4.5㎞です。
兄は時速15kmですから、そこまで移動するのには4.5÷15×60=18分かかりますから、兄に追いついた時間は8時30分+18分=8時48分です。
そこまでに母は6分移動していますから、8時48分-6分=8時42分です。
(答え)8時42分

(2)家からBまでの距離を【4】とすると、母が妹に出会うまでに移動する距離は【3】です。
車の速さと歩く速さの比は45:5=9:1です。妹が【5】移動するのにかかる時間と母が【3】移動するのにかかる時間の比は
5:\frac{1}{3}=15:1です。
その差14が42分にあたりますから、母が妹にであった時間は出発して42分÷14=3分後ですから8時42分+3分=8時45分
妹は【5】の距離に45分かかったので【4】の距離は45÷5×4=36分ですから、忘れ物に気が付いたのは8時36分です。
(答え)8時36分

(3)妹は8時から8時45分までは歩いていますから、5×\frac{3}{4}\frac{15}{4}=3.75km移動しています。
兄は母と出会うまでに18分移動していますから、15×\frac{18}{60}=4.5㎞移動しています。
その差の0.75㎞が23と20の差の3にあたりますから、0.75÷3×23=5.75
(答え)5.75km

「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
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