第139回 これまでとこれから

■ 多くの受験生が小学校4年生の春から受験勉強を始めてきたとすると、これまでに2年半ぐらいの時間が経過していることになります。そして、受験まであと半年。これまで組み分けテストだ、実力判定テストだ、と受けてきて、あまり芳しくない成績だった、とするとそれが2年半もあるのだから、残りの半年でそう上がるものではない、と考える方が多いのではないかと思います。

■ この議論は一理あるとは思うのです。確かに2年半もやってきてなかなか上のクラスに上がれないのだとすれば、それはその塾の、その教室の順位としてはそうかもしれない。しかし、実はそんな競争は、入試にはないのです。

■ 例えば東京、神奈川のの場合、2月1日の午前中に受ける学校はみんな1校です。で、その1校の受験生との競争になるのであって、全員が一括で受ける試験ではないのです。だからこれまでのクラス順位は、もうそろそろ卒業してもいいのではないでしょうか。

■ 大事なのは志望校における順位なのです。そして、それはある意味本番一発勝負。いろいろ学校別の試験はあるけれど、受験生がみんな同じ模擬試験を受けるわけではないので、そこは大まかな合格可能性しかわからない。だからその一発に向けて準備をすればいい。

■ そして、これからの半年で合格圏内に入っていく子どもたちがたくさんいるのです。ようやく志望校が決まり、過去問を勉強できるようになり、そしてその対策が進んでいくと、子どもたちの目の色が変わってきます。これまでと違うのは、入試がリアリティを持って子どもたちの目に映ってくるからです。

■ だから今までの成績がまだまだだからといって、あきらめていはいけない。むしろこれからようやく伸びるステージがやってくると考えてください。

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