最近の中学校を見ていると、やはりレポートの提出をさせる学校が増えてきました。自分の考えを主張するということは、今後子どもたちの将来にとって非常に重要な能力であるし、それを中学生から練習させていこうという学校の意思はよくわかります。
ただ、この作業はやはり慣れも非常に重要だと思うのです。レポートを書きなれていけば、特に負担を感じることはないでしょうが、「どう書けばいいか」ということでつまずいてしまい、「レポートは嫌いだ」ということになってしまっては元も子もありません。
小学校のころからレポートを書く練習をするというのは、なかなか難しいのですが、国語の記述問題を書くということは可能な練習のひとつでしょう。出題傾向によっても異なりますが、記述は書きなれておいた方が得であることは間違いありません。
子どもたちの国語の答案を見ていると、特に男の子には「記述問題だけを抜かす」という特質?が見られます。これはただ面倒だというだけの話なのですが、やはり書きなれていない分だけ、記号やことばを答える問題ほど簡単ではないようです。
そこで日記を書いたり、作文を書いて書きなれようという練習をするわけですが、これまた、そういう子どもたちはダイッキライなので、なかなかやりたがりません。
だから記述問題を週に1回でいいから、練習する機会を作ってください。内容の如何を問わず、全部埋める!ということだけを課題にしてください。埋まればOK。
その繰り返しで、書きなれてくれば中身を吟味することが可能になります。書かなければ何の進歩もない。
毎週1回、とにかく記述の問題をやる。(これは出題傾向がそうでなくてもやった方がよさそうですね。レポートは記述問題を出さない学校でも課してきていますから。)
忙しい勉強内容でしょうが、ぜひ1週間に1度、取り入れてほしいと思います。