相似形というのは、本来、中学2年で学ぶ内容ですが、中学受験の出題ではかなり高度なものまで含めて出題されています。速さの問題と違い、これは図形が描かれているケースが多く、取り掛かりやすいテーマではあるのですが、やはり難しくなっているという印象を受けます。と同時に、子どもたちにとってはなかなか上達しにくい範囲でもあるでしょう。
基本となる三角形の相似形は2パターンしかありません。これを問題の図形の中でどう見つけていくのか、というのが解法の鍵です。慣れてくれば、補助線を引いたり、相似の三角形を見つけていくことで、問題が解けていくようになるのですが、それまでやはり練習が必要でしょう。
今回のDVDでは他の6年算数受験教室と同じように基礎編と応用編に分けました。基礎編では基本形1と基本形2を理解するとともに、それをどう使うのかを詳しく解説しました。
応用編では近年の入試問題の中から重要と思われる問題をピックアップして、基礎編で学んだ基本形1、基本形2を補助線を使いながら見つけていく方法を解説しています。
相似形はグラフでも使いますし、また凸レンズの光の屈折や影の問題でも使いますから、ぜひ得意になってほしいと思います。