第6回 塾は託児所ではないが、

しかし働くお母さんにとっては、学童保育の代わりになることは間違いないでしょう。

5年生で週3回、夜5時から9時まで授業があれば、お弁当の問題はあるかもしれないが、確実に子どもの居場所はあるわけです。

私はテレビの報道番組である女性ジャーナリストの方の
「今日日、塾だって子どもを預かってくれる」
というこどばがひっかかりました。

塾は託児所ではありません。つまり、預かるという感覚はまったくない。授業中、子どもが熱を出せば、やはり引きってもらいたいと電話がかかってくるでしょう。
別に子どもたちの宿題の面倒を見ることもありません。

でも、塾に出す。それが託児になっている面は間違いなくあるのです。だったら、そういう塾をつくればいいかと思って始めたのがエルフィーキッズですが、しかし少なくも今の進学塾の方は託児の感覚なんか、まったく持っていないでしょう。

親はただ預かってくれるだけでもありがたい、なんて思って進学塾に出したなら、それは子どもにとってはサイナンだと思います。なぜなら進学塾は「中学受験で合格するために、行くところ」ですから、そのためにいろいろ「やらなければいけない」ことが出てきて、子どもたちにとっては負担が増える。その負担に耐えられる子ならまだいいが、そうでない子が今、塾に通っている、というのも事実なのです。

進学塾に出す以上、託児所と思ってはいけません。やはり「私立中学に入れるんだ」という気持ちをお父さん、お母さんに持ってもらいたいと思います。

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