まあ、笑い話として聞いてください。
昨日の知識のまとめ最終回。テーマは天体でした。
例えば夏の大三角形
白鳥座のデネブ
わし座のアルタイル
こと座のベガ
アルタイルが彦星、ベガが織姫という、まあ星座では頻出の事項なんですが、これをどう覚えるか?
「だからね、白鳥はデブなんだって。」(と私?)
「・・・・・、はあ。」(また、始まったという表情。いえ、子どもたちの話です。)
「でね、わしはある、タイル、つまりタイルがあるわけ。」
「・・・・無言。」(くすくす。。。)
「こと座はテレビなの、ベガってテレビなかった?」
「あの、なんですか、それ?」
(・・・ソニーのテレビだったような。)
とまあ、他愛のない話なんですが、要は、こういうものは忘れるのです。大事だと思っていても、忘れる。私も忘れます。
だから、それを思い出すきっかけがほしい。つまり、これを覚えたときの印象という問題ですね。
「おご、ちゃが、いる、き」
というのは私が世界史で覚えたときの、印象語。
オゴタイハン国、チャガタイハン国 イルハン国 キプチャクハン国
春の七草は覚えても、秋の七草は出てこない。
ところが、最初にハギが思いつくと、
はぎ、すすき、ききょう、なでしこ、おみなえし、くず、ふじばかま
と出てくる。
問題ははぎをどう思い出すか。 うん、やはり秋は「おはぎ」でしょう。(そんなはずはない、などと思わないでください。要は印象なのです。)
記憶は何回もやっていないと、すぐには出てこない。だから、何かの印象が必要になる。
先日、「おくりびと」を見ていて、主演の女優さんの名前がでてこない。ところが、この人がでてくるCMは覚えている。
「チョコだねえ。」のあれです。
ええっと、と。
そして突然「広末涼子」が出てきたのですが、この後が大事で、「末広がりなわけだな。この人は」と何か印象を関連づけてしまうと、あとは出てくるようになる。
暗記はただ、暗記しない。それを忘れたときに思い出すルート、印象。これを利用すると、もう一段、確実になります。