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合不合は、同日の試験の志望登録をすることができません。
したがって2月1日は1校だけ、2月2日も1校だけ、登録するわけですから、結果的には入試と同じデータが残ります。つまりその学校を受ける可能性の高い子の順位が、学校別判定表です。
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結果資料集に学校別にデータが掲載してあります。
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グリーンのゾーンは合格可能性80%以上、ブルーのゾーンは合格可能性50%以上、イエローのゾーンは合格可能性20%以上。
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手元に第1回の資料があります。例えば慶應普通部でいえば。
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80%が65 ここまでに30人
50%が61 ここまでで105人
20%が56 ここまでで257人
定員が約170名ですから、56はかなり厳しい数字になりますね。
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ただ合不合は差がつきやすいテストであり、学校別の傾向を反映しているわけでもありません。
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したがって、その5ポイント下すなわち51が受験可能ラインになってくるでしょう。ここまでで398人。定員のおよそ2倍です。1回目で合不合を受けて慶應普通部を志望した生徒の数は529人。今年の志願者が859名。実受験者が810名。受験者がほぼ変わらないとすれば補足率は529/810=65%
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20%で257人ですから、補足率で割ると約400名。つまり20%ラインが受験生の平均ラインであるわけですから、20%に達していなければ受験生平均に達していない。
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51の398人は補足率で割ると、612人。受験人数の3/4ですから、やはりこの辺が受けてもいいラインになるでしょう。
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もちろん1回の結果だけではなく、複数回のデータを検討してみましょう。イエローラインにコンスタントに達していれば、目はある。ブルーラインにコンスタントに達していれば、合格可能性は高いと見ていいのではないでしょうか。