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ときどき、文系、理系を問わず、科目のばらつきが出る子どもを見かけます。
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男の子に多いのは国語が悪い子。
算数、理科はまあ、そこそこできているが、国語の偏差値が飛びぬけて悪い。これは、男の子によくあると思うのですが、
(1)幼い
(2)文章を読むのがきらい
(3)かつ、書くのは当然きらい
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ということになるのです。で、短期間でどこまで直せるか?というと国語の場合はなかなか手間がかかります。ただ、国語は差がつきにくい科目でもあるので、そこそこまでたどりつく、というところに目標をおけばいいでしょう。
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まず手をつけるのが漢字。そして、選択問題。選択問題は書かなくていい分、子どもにとっては精神的な負担が少ない。だからここの精度を上げる練習をしましょう。ポイントは、根拠を見つける。文章にこう書いてあるから、ここはアでなければならない、という論理がわかれば、確度は高くなります。
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こういう子が記述の学校を受けるのは、???という面がありますが、ただ、記述も書きなれればそこそこ点数がとれてくる場合があります。したがって、過去問の練習を中心にすえるといいでしょう。
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一方、算数が悪い子。
これは逆に女の子に多いが、女子の学校の問題はそれほどむずかしくはない。だから基礎の練習を徹底的にやるといいです。例えば比と割合、円周率などのテーマについて、良く出るバターン問題をしっかりできるようにする。点数としては半分から6割とれることを目標に置くといいでしょう。
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理科ができない子は、基本的に覚えていない。これは社会にも通じるところです。観念してとにかく覚える。知識だけでもある程度点数がとれればいいのですから、まず知識を覚えていくということに力をいれるといいでしょう。社会は当然同じです。
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どの科目でもそうですが、大逆転は難しい。だから何とか受験者平均まで持っていく、ということを目標に勉強を組み立ててください。