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柔道には乱取りという稽古があります。
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乱取りというのは、お互いが自由に技を掛け合う稽古のことなのですが、私の授業は、この時期からこの乱取りに入ります。
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つまり、テーマを決めない。1問電気の問題をやったら、次は人体、次は水溶液、というようにホワイトボードやプリントで問題を出していき、子どもたちに解いてもらっていきます。
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入試はテーマが決まらない、いろいろな問題が出るわけで、授業の中でやる問題もテーマを決めずに出していく。そうすると、子どもによってできないところが出てくるわけで、また解説を詳しくして、次の問題にいくわけです。
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多くの塾のカリキュラムを見せていただくと、だいたい最後までテーマが決まっていて、例えば電気なら電気というようにその週の授業は電気ばかりをやる。しかし、そうするとその後は電気をやらない。これは、子どもにとっていい練習とは私はいえないと思っているのです。
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過去問の勉強は乱取りに似ています。入試問題はテーマが絞られていないから、乱取りにはうってつけですが、これからの勉強では、私はこの乱取り的なテーマをしぼらない勉強の仕方をすすめます。
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その中で、やはりできなければ掘り下げる。そしてまたいろいろな問題をやる。そうやって全体的にレベルをあげながら、常にいろいろなテーマの勉強をする、これから100日はぜひ、そういう勉強の仕方をしてほしいと思います。