算数 空白部分の使い方

    昨日の演習コース。ちょっと問題が詰まっていて、あまり空白がない感じ。
    そこで思い切って、全員にA4の白紙を1枚配り、
    「計算用紙だが、これも採点に加えるかもしれない」
    私は、本来計算用紙という使い方はあまり好きではない。計算用紙は、ミスの元になりやすい。つまりていねいにならないのです。
    だから、この白紙1枚をどう使うか、を見てみたかったので、テスト終了と同時に、この計算用紙も集めました。
    さすがに採点するといっていたので、みんな、式や計算をていねいに書いています。
    これだけで平均点が5点ぐらい上がります。
    さらにコツをひとつ言えば。
    同じ問題は固めておく。つまり1番の2の式はここ、2番の3の式はここ、と明確にする。まるで囲んでおくのが一番わかりやすいでしょうか。
    なぜ?
    子どもたちは、自分の解けそうな問題から順番に解くようになっています。だから1番からは、解かない。
    したがって、1の(2)をやった後に、2の(3)をやり、
    「あ、そうか」
    と1の(3)にもどることがある。
    えっと、どこにやったっけ?
    このときに、この計算用紙のまるが役に立つわけです。1の(2)がここだと、すぐわかる。
    それをちらっと見て、「ああ、そうだ。だから、こうなるんだ」
    と解けていきます。それにこうやるとミスも見つけやすい。
    昨日ミスをした子が、
    「あ、ここで計算を間違えている」
    と発見していました。
    ただし、採点後。
    「それを提出前に見つけるためにはどうすればいい?」
    「その場で見直す!」
    「その通り、やったの?」
    「・・・やってません。」
    ま、毎回言ってても、なかなか実践できないのですが、だんだん力がついてきた子もいます。
    今の力でどう勝つか、この2ヶ月のポイントはここだと思います。
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