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森上教育研究所のデータによると
2月1日の1都3県の受験生数の推移は以下のようになってきています。
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平成14年 34984
平成15年 36472
平成16年 38629
平成17年 39435
平成18年 40923
平成19年 43716
平成20年 42441
平成21年 41531
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これで見ると平成19年がピークであったということになります。今年はサンデーショックの年で、2月1日に受験校が減りましたが、さすがに2月1日を休みにした子も少ないでしょうから、やはり逓減しています。
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だいたい35000人ぐらいが普通だったのが、平成15年から増加しはじめました。これは私が「ゆとりバブル」と呼んでいる現象で、「ゆとり教育」に不安をいだいた方の中学受験が増えた。それが平成19年まで続いています。
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しかし、次第に公立教育も見直され、少子化も進むので、中学受験はやはり36000人程度まで縮小していくと思います。しかも昨年はリーマンショックもあり、本来のペースで言えば4万人ちょうどぐらいが来春の予想数なのですが、もしかすると4万人をきるかもしれません。
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受験生が減って、一気にやさしさをますのは、やはり中堅から下位校。
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先日「御三家の倍率はなぜ3倍?」という記事を書きましたが、上位はそう変わらない。今年も僅差の勝負でしょう。
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これから競争率をはじめ、いろいろなデータが公表され、お父さん、お母さんは気になるところかもしれません。ただ、競争率が下がったから、そっちを受けよう、という選択をされる方はほとんどいないでしょう。これまでしっかり絞ってきた第一志望、第二志望。ここまできたら、腹を据えて、ガッチリ狙っていきましょう。