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子どもたちの成績には波があります。この波をなるべく、上で第一志望の受験日にもって行きたい。
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案外、1月中旬にピークが来て、試験本番はやや下り坂ということは避けたいものです。
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具体的にいうならば、（１）ほどよい緊張感があり、（２）具体的にミスをなくす方法を着実に実行できるようになると、波は減ります。
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（１）のほどよい緊張感とは、試験に向けて前向きに進んでいる精神状態のこと。
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「合格できそうだ」とか「必ず合格してやる」というようなポジティブな考えがしっかり出来ていて、試験が楽しみである精神状態にあるということです。
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これには、「落ちたらどうしよう」という不安がないことが必要。したがって「結果は必ず出るのだから、結果が出たときに考えればよく、今は合格することだけを考えて！」と応援してあげてください。もとより「いつでも応援してあげるから」という安心感を与えることも大事です。
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（２）については、問題の難易にかかわらず、確実にミスを防ぐという方法を実践できる練習を積み上げていくことです。
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子どもたちも偏差値を知っていますから、例えば１月校の問題をつい「やさしい」と見る向きがある。
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しかし「はいるのがやさしい」のと「問題がやさしい」は違うのです。
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この点、子どもたちは勘違いをしやすい。偏差値の高くない学校の、問題はやさしいと思いがち。そしてつい甘くなってミスをしがちになる。結果、点数がまとまらない、などということがあるでしょう。
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第一志望の過去問の練習が終われば、第二志望、第三志望と移っていくでしょうが、そのどのケースでも、しっかりミスを防ぐ受け方ができる仕上がり方が大事です。
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そしてそれが昨日お話した「自信」につながっていきます。
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ピークの調整は我々プロでもなかなか難しいが、（１）と（２）が揃っていれば、そうぶれはおきません。
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問題の難易に関わらず、ていねいに解ける子。
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目指す完成像はここです。
