第45回 捨て問の選択は慎重に

    捨て問とは、
    「あまりできる子が多くはなさそうなので、最初からやらない問題」
    という定義になるのでしょうか?
    実は、これを強調しすぎると、
    「実はできた問題をとり損ねた」
    ということになりやすいのです。
    私は、捨て問という概念は、
    「とりやすい問題をとっていって、最後、時間がとれなかった問題」
    にすべきだと思います。
    最初から「やらない」と決めるのは問題がある。その中でも(1)や(2)はとれることがあるのです。
    例えば、一番最後の問題で、面倒だなと思える問題は、手を出さない、などと決め付けるのは危険。案外簡単に(1)の答えが出てしまう場合は多いのです。その結果として4~5点失ってしまうと、順位は大分違ってきます。
    あくまで捨て問とは
    「とりやすい問題からとっていって、最後、時間がとれなかった問題」
    としてください。
    すべての問題ができなかったことを苦にするより、解ける問題を確実に得点する、という姿勢の結果として生まれてくるものでなければいけないのです。
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