6年生の模擬試験、何を受けるか?

受験校を決めるために、秋から6年生は模擬試験を受けることになります。

関東の場合、今年の選択肢は4つあります。

1 四谷大塚合不合判定テスト
2 日能研 全国公開模試
3 首都圏模試センター 統一合判
4 SAPIX 合格力判定テスト

 SAPIXの合格力判定テストは昨年は、内部生の受験に限られていました。そして四谷大塚の合不合と日程が重なっていたため、合不合の受験者が一昨年に比べて約4千名ほど減少しました。この減少分はやはり上位層が多いため、合不合の判定は一昨年に比べて甘くなったといわれています。どのくらいか統計的に調べてもらったところ、偏差値にして2ポイントから3ポイントだそうです。それならば、まあ、判定をもう少し厳しめにみればという手もありますが、私は複数の種類のテストを受けておくべきだと思います。

 SAPIXの合格力判定テストは、サンデーサピックスという学校別授業のカリキュラムに組み込まれています。したがって、SAPIXの子どもたちと比較するためにはこの試験を受ける必要があります。上位校の合格実績は昨年抜きん出ていましたので、上位校を狙うのであれば一度はこのテストを受けておいた方がいいでしょう。

 私がすすめる受験法は2つ選んで、必ず複数回受験するという方法です。例えば9月と11月、10月と12月とふたつを組み合わせておくのです。そうすると、2ヶ月の経過がわかります。1回では子どもの成績の流れがつかみにくいのです。しかし2回受けると流れが見えてきます。成績が上がっているのか、下がっているのか。一度の試験で合格ラインを超えるよりも、実はこの流れの方が大事です。たとえ合格ラインを超えていても、下がる傾向にあるのれあれば、本番は合格ラインを下回っているかもしれない。ですから、複数回受験して流れをつかんでいくことが大事です。

 一般に受験校は11月下旬から12月上旬には決めますから、早めに受験する試験のスケジュールを決めて申し込みをすませておきましょう。

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