学校別の対応をする、と言いながらも、すべての学校の傾向に対応することは集合塾では考えられません。
中学入試は、すべての学校が自分で問題を作る独自入試。
したがって、それぞれの学校で入試傾向が違います。違うのだから、それに対応してほしいと保護者は思うのですが、しかし塾側からすると、そんなに作れるはずがない。
教材だって種類がある。だから実は学校別特訓とは言いながら、有名校のものしかないんです。中堅校の学校別特訓をやっているところは、私が知っている限り1つだけ。それでも限界があるでしょう。
なので、学校すべてに対応するなら、学校別特訓をまとめてしまうしかないわけです。大学付属特訓とか、名門特訓とか。
で、それなら行く必要はないのか?
時間のかけ方だと思うのです。例えば過去問が全然できていないのに、その特訓に行くのはおかしいでしょう。優先順位が違う。しかし、過去問が順調にこなせていて、成績もいいなら、その授業の成果と言えるでしょう。
成果も出ていなくて、過去問も十分でないのに、塾で決められた授業に出ているのは、ちょっと考え直した方が良いかもしれませんね。
ここのところ、冬期講習を出た方がいいのか、というご相談が多くなりました。
基本的には出た方が良いと思うのですが、うちの娘のように、過去問が十分でなかったり、暗記がまだできていない、とか言う場合は考え直してもいいかと思います。
要は成績と優先順位。
成績が出ていなければ、何が不足しているのか吟味して、最後の冬休みにかけるというのは当然の選択だと思います。
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