■ 小さい子どもたちを見ていると、「大きくなりたいんだなあ」というのがよくわかります。いわゆる「ごっこ遊び」にしても、「大人の真似遊び」 にしても横で見ていると、子どもは自然に大きくなろうとしていることが感じられるものです。
■ ところがいざ受験準備が始まってみると、数字に支配されることが多くなります。偏差値、合格可能性、順位、それぞれが客観データとして取り上げられてきますが、どの数字をみても、子どもたちの可能性を否定する根拠にはならないのです。
■ これらの数字にはどこにも未来の可能性を想定するファクターがありません。残りの時間でどれだけ子どもたちが伸びるのか、その幅は何も見えてはこないのです。
■ ところが数字だけが一人歩きをして、「今の成績ではこの学校は無理だ」という考え方が常識的に生まれてきます。本当にそうでしょうか。私たちはこれまでたくさんの子どもたちの成績と結果を見てきましたが、その通りに出る子どももいればそうでない子どももたくさんいるのです。そしてそれは「君の夢は可能かもしれない」と受け入れてくれる人がいることで、可能になってくるのではないでしょうか。
■ 中学生や高校生に「やってみればできるんじゃない?」というと、「また、そうやっておだててもだめだよ」なんていう返事が返ってきますが、小学生に話をすると「先生もそう思う?」という言葉になります。それだけ子どもたちは非常識ともいえるのですが、その分伸びる余白がたくさんあるわけです。
■その可能性をまず、親が受け入れてあげることが、成長のスタートではないでしょうか?
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