学生アルバイト講師はだめ?

塾の先生は、専任の先生のほかに多くの大学生、大学院生が参加しています。

今年もまもなく4年生が卒業を迎え、多くの塾の先生が交代する時期になりました。

塾の仕事を始めて2年から3年、経験が積まれてくる時期ではありますが、塾に就職しなければ、ここで新年度に向けて新しい先生の募集が始まります。

とはいっても、大学生の新年度の授業は4月から。実際に時間割が明確になるのは4月の中旬以降になりますから、これまでの間、塾は明らかに人手不足になります。

しかし一方でまだ新年度なので、6年生が卒業したばかりだから塾生も少ない時期。だからうまくバランスがとれている時期ではあるのです。

ということで塾にとっては大事な戦力の大学生なのですが、最近、ちょっと流れが変わってきました。

大学生があまり塾でアルバイトをしなくなった。

塾のアルバイトは5時以降だし学生にとって都合が良いとは思うのですが、やはり長期休みはかなり時間をとられるし、拘束時間も長い。

そして何より今は就職が厳しい。大学の授業をサボって、アルバイトを続けられるような時代ではありません。

大学の成績もあげないといけないし、実際に就職活動も長くなっている。だから今、日本の学生は海外に留学もできないような状況になりつつあります。

だからアルバイトをあまりしない、というかできないというのが本音かもしれません。

塾の戦力は、これから不足していくでしょう。

じゃ、正社員を増やせばいい? もちろん、その通りなんですが、私は大学生のアルバイトは子どもたちにとって、ある意味プラスが多かったと思います。

こういう仕事を選ぶ大学生は、多くは自分が中学受験をしているし、知的レベルも高い。私立中学を受ける子どもを教えよう、と思えるんだからそれなりに学力があります。これからグローバルに活躍するだろう人材が子どもたちを教えてくれているのです。

若手の正社員に比べれば大学生のアルバイトの方がよほど子どもたちの指導はうまかったりします。

塾講師がアルバイト、という点で批判が多いかもしれませんが、専任より「まし」ということも実際はあるのです。

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