この時期6年生が、まだ自分で勉強できないとなるとやはり問題が多いといえます。ただ、机に向かっていても実際に勉強していない(ただ問題集とか、参考書を開いているだけだったり、同じ問題をだらだらと考えていたり)ということだと、まったく力は伸びないでしょう。
まだ塾や個別指導に行っているほうがましというので、この時期塾の回数や個別指導、家庭教師などを頼まれる方が増える時期ではありますが、やはり自分で勉強する、自分のできないことをできるようにするという強い気持ちを持たせていかなければなかなか合格に結びつきません。
つまり勉強は「やらされる」ものではなく、自分でやるものでなければならないわけです。ではどうすればそうなるのか、ひとつには目標をしっかり持つことでしょう。これは第一志望ばかりでなく、算数のミスを減らそうとか、相似のところがもとできるようになろうなど、具体的であることが重要です。ただし、それがあまりたくさんあると、「できやしない」とあきらめてしまう子もいますから、上手に考えてあげると良いでしょう。
もうひとつは、「認める」ということが大事です。いろいろなことができるようになっているのですが、親としては先に欠点が目につくもの。ですが、本当にそうでしょうか。
この前、ある保護者のメールを読んでいて同じように感じました。いや、結構できるようになっていませんか?と返信したのですが、お母さんもそう言われれば、その通りだと思っておられたようです。
できるようになったという意識が出てくれば、自分で勉強する力はさらに大きく、強くなります。で、結局のところどんな先生についていようと、その力が小さい子は合格しずらく、その力が大きい子はこの後かなり伸びるのです。
お子さんを伸ばすためにも、ぜひ良いところを見つけてほめてあげてください。