先日、6年生に速さとグラフの問題を出しました。何もいわず、グラフだけを書いてそこから距離を求める問題だったのですが、割とみんなまじめに速さを計算していたようでした。
しかし速さの問題はグラフにするとよく相似形で解けることがあるのです。実際にその問題も相似形で解くと、それこそ数分で解決するような問題でした。
速さの問題を解くとき、私は子どもたちにグラフを書かせます。というのも、速さの問題というのは条件文が長く、実際に子どもたちが正確に文意をとらえられているか、わからないからです。
書いていくうちに、問題の全容がつかめてくると、
「あれ、ここ相似形じゃない」
と気がつくことも多く、そこから一気に問題が解けてしまうことがあるのです。
速さはグラフで解くと、意外にミスが少なくなります。ただグラフを書くのを面倒だと思う子が少なくありません。この辺は本当は4・5年生から書きなれておくのが良いのですが。