第66回 お試し受験で失敗したとき

■ お試し受験というのは、なるべく合格する学校を選んだ方が良いのです。合格のシミュレーションをしたい、というのが本音だから。しかし、第一志望に比べてあまりにも簡単な学校を選んでも、と思うご家庭は少なくないので、そこそこ難しいというか、みんなが受ける学校を受験するケースが多いでしょう。

■ それで失敗するケースが当然あるでしょう。偏差値が超えていたとしても、当日できなければやはりそういうことになるわけです。

■ これが続くかもしれないという漠然とした不安が襲ってくるかもしれません。だから、1月の学校を間に合うなら受けてみる?と考えてしまいがちです。

■ しかし、もしお試しであるならば、それはしない方が良いでしょう。その学校に行くつもりがなければ、もうそこでおしまいにしてください。むしろ切り替えることが大事。

■ で、なぜ失敗したかを反省してみる必要があるでしょう。問題を読み違えた、あるいは結構あがってしっかりできなかった。難しくてあせった。などなど理由が出てくれば、それに対する対策をしっかりする。

■ もう一度、過去問などをやり直しながら、実際にミスを減らす練習をしましょう。で、一度これで入試を経験したわけですから、いろいろわかったことがあるでしょう。それを経験できたことがお試し受験の目的であるわけだから。

■ ということで、次の試験で同じ失敗をしないように注意できればそれでいいのです。家族で落ち込んでしまうのが一番いけません。

■ 一度、お試し受験で落ちた子がこんなことを言ってました。

「あれは、学校が間違えたんだ。きっと。採点がおかしいんだ。」

■ まあ、そのくらいに思っていれば良いでしょうか。

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